「テレビのエンドロールに名前が流れている、ある作家さんは、月収600万円稼いでると聞きました。単純に計算して年収7200万円ですよね。そうなると、高須光聖さんや鈴木おさむさんのようなトップクラスになれば、年収1億円は当然超えていると思います」(若手お笑い芸人)
高須といえば、ダウンタウンのブレーンとして有名。「ダウンタウンのガキ使いやあらへんで!!」「ダウンタウンDX」「水曜日のダウンタウン」など、数々のバラエティ番組を担当している売れっ子作家である。一方の鈴木おさむは森三中・大島美幸の夫で、「SMAP×SMAP」「クイズプレゼンバラエティー Qさま!!」「有吉反省会」など、人気番組の作家を務めている。また鈴木は、執筆したエッセイ「ブスの瞳に恋してる」が2006年にドラマ化されるなど、多彩な才能を発揮している。
「放送作家は、完全歩合制で番組1本につき3万から20万ほどですね。ただ、売れっ子作家になれれば、単価が一気に上がりますが、最近ではテレビの予算削減に伴い、20年ぐらい前と比べると単価は下がっています。今では、作家になりたい人が急増している影響なのか、お笑い系の事務所でも作家コースを設立しているところが多いです。大企業や有名大学出身の方が、『夢が諦められない』という熱意を持って入会してくるケースもあります」(放送作家)
しかし、お笑い芸人と同様に作家で成功する人間はごく一部。厳しい世界なのは変わらないが、憧れの職業にチャレンジする人たちも多いということか。