初舞台となる入山は、舞台に向けての抱負を求められると、「果し状」と書かれた用紙を取り出し「歴代の岸田鈴役を演じた先輩方へ、村川絵梨さん、谷村美月さん、相武紗季さん。ぜひ、今回の『歌姫』を観に来てください。先輩たちのハートをぶち抜くぜよ!」と宣言し、他の出演者を驚かせる。
しかし直後に、同作の脚本・演出・主演を務める宅間孝行から「お前、相武紗季の『紗季』の字、間違ってないか?」と指摘され、「本当だ!」と慌てて果し状を隠し、笑いを誘っていた。
また、報道陣から歴代の岸田鈴と負けていない部分について質問されると、「難しいところではありますけど…、鈴への愛は負けていないと思います。以上!」と気持ちの上では負けていないと宣言。しかし、不安はあるようで「怖いなって気持ちで地方公演を重ねてきて、今日から東京公演。不安に打ち勝って、初舞台をいい形で残せたら」と抱負を語った。
入山の稽古への取り組みについては宅間が、「声は出ないし、ゼロというよりかマイナスからのスタートでしたけど、そこから1か月のけいこでの伸びしろがすごかった」と太鼓判を押した。また、父親役の斉木しげるも「不安だったけど、びっくりするぐらい変わりました」と入山の変化を絶賛したのだった。
公演は16日まで池袋のサンシャイン劇場で行われる。(雅楽次郎)