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PL学園監督就任へ着々 統一球問題で鼻息荒い桑田真澄の“算段”

 第三者委員会による『統一球問題』の調査が7月2日から本格的に始まった。弁護士でもある那須弘平委員長の口は重いが、ミョ〜に張り切っている男がいる。特別アドバイザーの桑田真澄氏(45)だ。
 「桑田氏が選ばれたのは、試合に関する専門的な展開についてサポートをしてもらうためでした。でも、『毎回出席したい』と言い始めていて…」(NPB関係者)

 選手OBの調査委員入りが、「怒り心頭の選手会をなだめるため」というコミッショナー事務局側の策略だとすれば、その効果はすでに表れている。嶋基宏選手会長(楽天)は「選手の気持ちをわかってくれる」とエールを送っており、最終報告が9月末まで先延ばしされたことへの不信感を、一切口にしなくなった。
 「いや、コミッショナー事務局も桑田氏の張り切りようは計算外でしたよ」(前出・関係者)

 桑田氏は「球団、選手、そしてファンなど、全ての組織に臆することなく、日本の野球界が良くなっていくにはどうあるべきか考えたい」と発言(6月28日)。まるで“球界改革者”にでもなったようなコメントである。
 「加藤良三コミッショナーをさらに追い込むかもしれませんし、選手会やファンに対して意見する場面もあるかもしれません」(ベテラン記者)

 巨人の次期監督レースから遅れを取った桑田氏は、人生プランを立て直したという。現在、東大野球部の特別コーチとして指導しているものの、不祥事を起こして『校外試合禁止6カ月』の重い処分を下された母校・PL学園の再建にも関わっていくとの情報もある。
 「元プロ選手の指導者復帰の規定が緩和され、教員免許ナシでも監督になれますからね。東大が秋季リーグで1勝を挙げ、今回の統一球問題で活躍すれば、桑田氏は今後、プロアマ両方の顔になると言ってもいい」(前出・ベテラン記者)

 球界にモノ言う実力者、母校をドン底から立て直すカリスマ指導者−−。桑田氏の最終目標は、プロアマ“統一”のコミッショナーなのかもしれない。

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