ところが驚くことに、さかのぼることおよそ20年前は、その真逆だった。SMAPの一員として、バラエティ番組に活動の場を定めたころは、住んでいるワンルームマンションの部屋が超汚かったという。そのころさかんに共演し、しょっちゅう飲み明かす仲間だった出川哲朗の証言によると、当時は東京・中野のスナックなどで朝まで飲み明かしていた。そのあと、中居のマンションになだれ込むと、そこは、男の悲しい独り住まいを体現するような“汚部屋”。まさに、足の踏み場がなかったそうだ。
ゴミ屋敷のような室内には、こたつ、リクライニングシートがあったが、ベッドではなく、そこで寝ているであろうことが、見てとれた。ベッドの上には、カップ麺や洋服が無造作に置かれていた。「これがSMAPのリーダーか?」と目を疑うほど、アイドルと思えないほど悲惨なものだった。テレビ番組の“片づけられない部屋の住人”として出演してもおかしくないほどだったという。
トイレには、新聞が山積み。野球欄の1か月分ぐらいが積み重なっていた。大の野球マニアで、選手の打率・防御率はほぼ頭の中に入っていると、ことあるごとにテレビで自慢しているが、このころから培われていた。読み終わった新聞は廃品回収ではなく、トイレに放置していた。
現在は年に1回、SUなど地元の仲間が大掃除のために来てくれるという。ということは、手を加えられていない部屋は、今でも汚いということか…。ズボラな性根は変わらないようだ…。