ではどんなところで良客を見分けるのかというと、「ネットやフリーペーパーの割引サービスを使っているのに、指名はナシという方は、その時点でやや期待薄」だという。事前に写真を見ても指名がないのは、目的の第一が安く飲むことであり、どの店でもよかったと考えている可能性が高い。「しかも場内も注文も延長もせず、ハウスボトルで済ませている方なら、ウチに来たのはたまたま、次があっても上客にはなりそうもない」となる。割引チケットなどを使うこと自体は大きなマイナス評価にはならないが、過剰にケチな印象を与えると、常連客になりにくいタイプと判断されてしまうのだ。
ということは、定価で遊んだ方が、フリーでもいいコがつく確率は上がるということになるが、金銭的な問題よりも、シチュエーションが大切なこともある。例えば「複数客よりは単独客の方が、リピーターになる見込みはあります。ひとりで来るほどキャバ好きなわけですし、なにより財布の所在がはっきりしている」ため、お店側としてはエース級を投入する価値があるというわけだ。お金に関しては、ガツガツしていなければ大丈夫といったところだろう。
外見では、服装も大切なポイントになる。カジュアルではダメというわけではなく、「ウチは六本木ですし、サンダル履きの方などは、逆に近所に在住しているかも、と考えることもあります。一番のポイントは、初対面の女性に見られることを意識しているかどうかで、これは服装の細かい部分や態度を見ればわかりますね」とのこと。お店によって採点基準の違いはあるだろうが、こちらが客だからといって、あまりにも無頓着でいると、損をするのは自分自身ということだ。
お店側は客が女のコを選ぶ以上に厳しい目で、しっかりと客を見ている。リピーターになりそうと思われ、はかの客よりも質の高いサービスを受けるには、「身なりは最低限以上、紳士的だが遊び慣れている雰囲気」が必要充分条件。難しいことではないので、ほんの少しだけ気を遣ってみるといいのではないだろうか。
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