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カンニング竹山「誰も悪くない」が波紋 ボランティア尾畠さんに密着の『グッディ!』、メディアの罪は

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カンニング竹山

 情報番組「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)の報道が物議を醸している。2月27日の放送序盤「スーパーボランティアの尾畠さん涙の徒歩帰宅断念」と題して東京から大分への徒歩での帰宅を断念した“スーパーボランティア”尾畠春夫さんを特集。36日間に及び独自取材し、25日には徒歩帰宅を断念した尾畠さんに断念した理由を直撃した。

 尾畠さんは「歩道にも車道にも車を止める人がいて、人も歩けない、自転車も通れない状態となり“これは異常事態”だな」と、断念に至った経緯を説明。さらに涙ながらに「申し訳ない」と語る尾畠さんの姿が放送された。同番組ではSNSで目撃情報が拡散され、人が殺到し今回の断念に至ったとまとめた。

 安藤優子キャスターが「難しい問題ですね、これ」と、コメンテーターのカンニング竹山に意見を求めると「トータルで言うと誰も悪くない。一人ひとりが応援したいって気持ちで集まってるし」と竹山。生稲晃子も同調し、「竹山さんがおっしゃったように誰も悪くない。よく『マスコミが追いすぎたのが問題』と言われるけど、マスコミは尾畠さんの今の状況を伝えるのもお仕事」とコメントした。

 これにネットが反応。「36日追い回しておいて悪くないの?」「誰も悪くないなんて事はあり得ない。取材しまくるマスコミが悪」「本人が良い人だから何も言わないだけってことに気づけよ」「夢破れて帰宅した尾畠さんとこにまたさらに取材に行くテレビってなんなの?」「尾畠さんの夢を潰しておいて誰も悪くないって…耳を疑った」「メディアのせいじゃないって言いたげだけど、今回の帰還を広めたのは誰?有名人にしてしまったのはメディアじゃないか」と批判が殺到。

 また、番組側が今後の尾畠さんの今後の予定に触れたことに対しても「騒ぐなと言いつつ、予定を言うとかアホ」「これ以上個人情報を流すな」との指摘も。

 一方で「グッディはアホだけど、野次馬も悪い」「尾畠さんについてまわったミーハーは反省すべき」「騒ぎすぎた世間も悪い」とする意見も散見された。

 竹山や生稲は、コメンテーターとしてメディアをおもんぱかって発言したのかもしれないが、そもそも尾畠さんは一般人だ。尾畠さんの活動を妨げないためにも、これ以上の過熱取材や報道は自粛すべきなのではないだろうか。

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