おはようございます。秋田まちこと申します(夜の世界では、営業中はたとえ深夜であっても「おはようございます」のご挨拶が基本です)。さて、私がこの場をお借りして、皆さんにコッソリお教えするのは、ズバリ「キャバ嬢の生(性)態」です。
私が夜の世界に飛び込んだのは10代のころでした。それから早○年。様々なお店で、沢山の素敵なお姉さま達に、良くして頂きました。だ・が・し・か・し、そこにはいるのです、酔いがまわると素が出てしまう女達が。今日は、「玲子さん」のお話をしようと思います。
玲子さんは、私が18歳の頃、確か27歳だったと思います(自称)。彼女のキャバ嬢歴は10年に差し掛かろうとしていました。ナンバーワンキャバ嬢で、そのお店でももちろん「派閥」というのはありました。私は運よくこの「玲子嬢」に気に入られ、「玲子派」に属し、私は入店一か月後にはナンバースリー嬢になりました。
私は玲子さんのお客様にも(運良く)気に入られ頻繁にご指名を頂き、ヘルプとしてお手伝いさせて頂いておりました。ところが、0時をまわると、明るみになってしまうのです。「玲子嬢の生(性)態」が…。
「うぎゃああああああ」
誰もが辺りを見回し、ここはどこ? 私はだあれ? 状態に陥ってしまうような、まるで怪獣のような叫び声と、泣き声の入り混じった奇声。そう、これが限られた人にだけ知られていた「玲子の叫び」でした。
実は、玲子さんは、そのキャバクラのマネージャーとデキていたのです。そう、玲子さんは、マネージャーによって、いわゆる「色管理」をされていたのでした。「色管理」とは、体の関係を持ったり、恋愛関係を持ったりして、従業員が女の子を管理すること。玲子さんもまた、自分のナンバーワンを維持するために、マネージャーと寝ていたのでした。
お酒がまわると玲子さんは、自分は被害者だと、ぐちゃぐちゃになりながら泣きわめいていました。玲子さんはマネージャーに本気で惚れてしまっていたのです。
玲子さんが泣きわめくたびに、それを宥めるのはマネージャーでした。傍から見たら、“そういう関係”を察していたお客様も、いたのかも…? と今となっては思います。
長い事夜のお仕事をしていると、精神的に病みやすくなる傾向があるのかもしれません。次回は、その辺について、もう少しお話させて頂きたいと思います。それでは今夜もほどほどに、美味しいお酒を頂きましょうね。
文=秋田まちこ(Twitter=@akitamachiko69)
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