一方“軍隊”を身近に感じる例として、最近こんなニュースもあった。女子高生キャラが戦車を駆使するアニメ『ガールズ&パンツァー』のイベントが茨城県大洗町で行われた際、ファンはもちろん、展示された最新鋭の10式戦車を目当てに多くの家族連れが訪れたのだ。
そんな風潮にいち早く目を付けたのがソーシャルゲーム業界。何と自衛隊の全面協力の下、スマホ用ゲーム『ふるさと自衛隊実在装備全国大演習』の事前登録が開始された。
内容は戦車や航空機、銃、個人装備品など、自衛隊に関するさまざまなカードを集め、自らの部隊を編成しユーザー同士で戦っていくという育成シミュレーション。登場するカードはすべて自衛隊の協力により撮影されたもので、全150種800枚以上もあるという。
「兵器カードだけでもミリタリーファンには垂涎モノですが、特徴的なのは人気イラストレーター・みぶなつきさんを起用して、複数の女性隊員を登場させることですね。プレイヤーはゲーム開始時に好みの女性を選んで副官に任命することができます。となると予想されるのは、問題になったレアアイテムによる課金商法。服装を変えたり、中にはエロっぽい特別キャラが登場なんてことも十分考えられますね。ミリタリー、アニメ両方のファンを巻き込み、懲りもせずに課金合戦が繰り広げられるでしょう」(ゲーム雑誌ライター)
一見、マニア向けのように思えるが、いつ『パズドラ』のような国民的大ヒットとなるかわからないのがソーシャルゲーム。そのうち「早く国防軍を!」なんて日本人ばかりになるかも。