◎フルーキー
昨年の京都金杯の勝利を皮切りに京都芝1600の重賞全6鞍中5鞍を制するなど、この舞台に無類の強さを誇るディープインパクト産駒。昨年暮れからの流れをみてもディープ産駒に逆らうのは得策ではない。
ここ出走のディープ産駒は、エキストラエンドのみ。昨年のこのレース以降、勝利から遠ざかっているものの、3着だったマイラーズCも5着だったマイルCSでも1分31秒9で駆けているように、このコースは滅法得意としている。例年トップハンデ馬が苦戦している傾向を考えると、0.5キロではあるがハンデ頭より軽い57キロにとどまった点はプラス。冬毛が伸びて見映えは落ちるものの乗り込みは十分。降雪の影響で予定どおりの追い切りが出来なかった点は気になるが、そこは百戦錬磨の角居厩舎、レースに合わせてきっちりと仕上げてくるだろう。
外せないディープ産駒エキストラエンドと甲乙つけがたいのが、同厩のフルーキー。復帰後の競馬を見る限り単の魅力はこちらの方かもしれない。エキストラ同様に追い切り予定は狂ったが、中間の動きは素軽く、さらに上積みを感じさせる。阪神1800のチャレンジCでも2着に好走したが、京都1600への適性も相当高い。56キロで岩田騎手なら当然ながら圏内だろう。
上記2頭を軸にして3連複で勝負したい。
3連複 2頭軸流し
(1)(7)-(3)(5)(8)(16)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。