記事によると、落選の理由は2つあり、1つは所属レコード会社のエイベックスが“当たり年”だったこと。ディズニー映画「アナと雪の女王」の劇中歌とアニメ「妖怪ウォッチ」のテーマ曲という、今年を代表するヒット作はいずれもエイベックスから発売。昨年の6組を上回る歌手を紅白に送り込むことが確実視されているため、浜崎がレコード会社の枠から漏れた形になった。
もう1つは、浜崎は今年、音楽番組に1本も出演せず。海外を拠点に日本と東南アジアをまたにかけた活動を本格化させる意向で、テレビ出演してCDを売るという既存のスタイルからの脱却を図っているため、紅白から“卒業”を決意したようだ。
報道を受け、浜崎は自身のツイッターを更新。「お互いにパーフェクトなタイミングで笑顔で手を振り合い、ベストな形でお別れができたことをむしろ清々しい気持ちで喜んでいるわけでして。ってなんか、破局ツイートみたいになってしまいましたが、違います(笑)。NHKホール卒業させていただきます!」とファンに報告したのだが…。
「事前に記事が出たが、“紅白落選”と大々的に報じられるのを避けたかったから。今年はアルバムとシングルをそれぞれ1枚しか出しておらず、売り上げはアルバムは5万枚、シングルは4000枚とそれぞれ低調で、紅白に選ばれる理由がまったくなかった。それでも、かつてはエイベックスの売り上げの4割を占めたと言われる、同社にとっては功労者だけに、しっかりと周囲がお膳立てして、“紅白卒業”の花道をつくってあげたようだ」(レコード会社関係者)
浜崎の紅白卒業もきっかけになり、音楽界の世代交代が加速しそうだ。