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大甘処分!? 警察官が女子大生の太もも触って減給10%

 警察は身内に甘いというしかないのか…。

 岐阜県警は5月31日、映画館で女子大生の体を触ったとして、現行犯逮捕された県警多治見署地域課の高井邦幸巡査長(26)を減給100分の10(6カ月)の懲戒処分にした。巡査長は同日、依願退職した。

 巡査長は同10日午後3時20分から午後4時45分までの間、愛知県名古屋市中村区内の映画館で、上映中に隣に座っていた女子大生(18)の太ももを手で触ったとして、愛知県警中村署に現行犯逮捕された。

 同署などによると、女子大生が捕まえ、映画館の係員が110番した。巡査長は休日で、調べに対して、当初は「体に手が当たったかもしれないが、意図的ではなかった」と供述し、容疑を否認していた。

 しかし、同31日、名古屋簡裁から罰金10万円の略式命令を受け、巡査長は即日納付。これを受け、岐阜県警は減給の懲戒処分を下した。

 大坪道明監察課長は「警察職員として言語道断の行為。再発防止に全力を尽くす」とコメントしている。

 当初は否認していたとはいえ、罰金も即日納付し、懲戒処分も受け入れたということは、容疑を認めたということになる。

 結果的に、建て前上は自主的に退職して失職したわけだが、警察官が痴漢行為をしておいて、処分が10%の減給だけというのは、あまりにも甘すぎるように思える。民間なら懲戒免職になってもおかしくないだろう。
(蔵元英二)

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