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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(6/6東京・6/7東京)

 日本ダービーが終わり、今週からいよいよ新馬戦が始まる。当コラムもタイトル通り新馬ピックアップをしていく。2012年産までは東西一頭ずつピックアップしてきたが、2013年世代からは東西関係なくピックアップしていきたいと思う。

 世代最初の東の新馬戦注目馬は、6月6日(土)東京第5R芝1400m戦に出走予定のアドマイヤモラール。馬名の由来は「冠名+士気、意欲」。牡、黒鹿毛、2013年2月9日生。美浦・上原博之厩舎。父キンシャサノキセキ、母カツラドライバー、母父ニホンピロウイナー。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主は近藤利一氏。半姉には08年桜花賞(GI)、オークス(GI)と連続2着したエフティマイア(父フジキセキ)がいる。本馬は後駆よりも前駆の方が発達しており、特に上腕の筋肉ははち切れんばかり。そこから肩、太くたくましい頸へのラインは思わずじっと見てしまうほど。ザ・短距離馬といった感じではなく、距離の融通はききそうだ。なお、鞍上には柴田善臣騎手を予定している。

 もう一頭は、6月7日(日)東京第5R芝1600m戦に出走予定のスターオブペルシャ。馬名の由来は「バラの品種名」。牡、栗毛、2013年3月2日生。美浦・藤沢和雄厩舎。父ダイワメジャー、母ターフローズ、母父 Big Shuffle 。生産は千歳市・社台ファーム、馬主は社台レースホース。愛馬会法人・社台サラブレッドクラブの募集馬で総額6000万円。半兄には昨年のスプリングS(GII)を勝ち、NHKマイルC(GI)でミッキーアイルの4着となったロサギガンティア(父フジキセキ)がいる。本馬は父ダイワメジャーに似た骨量豊で均整の取れた好馬体をしている。完成度が高く、特にトモは2歳馬トップクラスの迫力。キレというよりは、良い脚を長く使うタイプだろう。距離はマイルあたりがベストで良さそうだ。なお、鞍上には北村宏司騎手を予定している。

 ※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。

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