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楽天・星野監督の離脱が引き金になった 西武・伊原監督“無期限休養”の真相

 6月4日、埼玉西武ライオンズが伊原春樹監督(65)の途中休養を突如発表した。
 「ユニホームのズボンの裾上げ強要、茶髪、ヒゲの禁止など、伊原監督は規律にうるさく、選手からは不満が絶えませんでした」(スポーツ紙記者)

 首位から大きく離された最下位だったとはいえ、交流戦の折り返し地点での指揮官交代とは、実に中途半端。しかし、他のパ5球団にも配慮した結果、「このタイミングでしか発表できなかった」という。
 「オールスター戦の指揮官がね…。本来なら、昨季リーグ優勝した楽天の星野仙一監督がパ・リーグを指揮するはずでしたが、病気で療養となった。昨季2位の西武に対し、『伊原監督の代理指揮』を打診していました」(球界関係者)

 今年は西武ドームで球宴第1戦が行われる(7月18日)。自軍監督を指揮官として送り出すことは喜ばしいことではあるが、チーム状態は最悪。そのため、ファン投票による西武選手の選出がゼロになる可能性もあり、「監督だけを球宴に送り出すのはみっともない」と判断したのである。
 「伊原監督は交流戦最初の巨人戦に負けたときに途中休養を決心したそうです。球団は早くて交流戦終了時点、遅くとも球宴前に発表するとしていましたが、そうなった場合、伊原監督の代わりに“代理の代理”でパを指揮する他球団監督にも迷惑をかけてしまう。日本野球機構にも配慮し、代わりを探す時間を作るため、こんな中途半端な時期での発表となってしまったのです」(同)

 現時点で、パの球宴指揮官は楽天・佐藤義則監督代行、昨季3位の千葉ロッテ・伊東勤監督が候補に挙げられている。伊原監督の後を継いだ田辺徳雄代行もベンチ入りするが、そうなった場合、パは異例の“代行2名の入閣”となる。佐藤、田辺両代行が球宴入閣辞退となれば、昨季4位のソフトバンク・秋山幸二監督に要請するという。
 佐藤監督代行以外は、奇しくも西武OBばかり。このドタバタの遠因は“常勝ライオンズ”からの人材流出が遠因かもしれない。

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