来年大みそかの活動休止に向かって、とどまるところを知らない嵐の熱。大野智の芸能活動休止を受け入れてのものだが、大野は大人気アイドルであるにもかかわらず、私生活が地味で有名。そのエネルギーを、個展開催、作品集の出版といった芸術的才能で発露したクリエイティビティーに惚れる女性ファンが多い。
趣味は釣り。ズバ抜けたダンススキルのため、嵐やソロナンバーの振り付けも担当しているが、二宮和也から穴釣りで真鯛が釣れるという動画が送られてくると、歓喜のあまり考えていた振りをすべて忘れたほど、没頭した時の集中力はすさまじい。
今年は『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)の企画を利用して、念願の小型船舶免許1級のライセンスを取得した。自分の船で海に出て、釣れた魚で調理するという夢に向かって、大きく前進したのだ。
仕事で忙しい時は、釣りに出られない。そんなときに講じるのが、ジグというリールの先に付ける仕掛け作り。スポーツ新聞の芸能記者が言う。
「幼い頃から、細かい手作業が好きな大野さん。最近は、動画サイトで仕掛けの作り方を観ては、材料を買ってきて、1から作ることにハマっているそうです。それも就寝前の1時間だけとか、仕事へ行く直前のわずかな隙間時間とか。クセになって、やめられなくなっているそうです」(芸能ライター)
メンバーの櫻井翔は良質な眠りにこだわるため、就寝前はリラックスできる香りを室内に漂わせる。そのリラクゼーション方法が、大野にとっては仕掛け作り。未使用の新作がどんどん増えているため、消化できずにいるという。
晩酌の肴は、みずからの手で生んだ“子ども”たち。「よくできたなぁ」と眺めながらニンマリするのが、至福の時間のようだ。
大野流“釣りバカ日誌”は、芸術が爆発しっぱなしだ。
(伊藤由華)