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『NMB48 Live House Tour 2016』3月31日・昼Zepp Nambaライブレポート

 NMB48は2月22日から『NMB48 Live House Tour 2016』と題したツアーがスタートした。今ツアーはチームごとに全国各地を回り、それぞれのチームが内容を考え、独自のカラーを打ち出していくコンサートである。そのコンサートは、札幌でのチームNを皮切りに、これまで13公演が行われ、3月31日が千秋楽となり、地元であるZepp Nambaに全チームが集まり、ツアーの集大成となるコンサートの開催となった。最終日は昼と夜にコンサートが行われ、昼公演は平日の日中にも関わらず多くのファンが集まった。

 開演前には前座としてDJレモンが登場。DJレモンは市川美織のいとこのおじさんという設定で、『オールナイトレモン』と題して、ラジオ番組風にトークを展開。DJレモンはライブハウスツアーでチームBIIのコンサートの時に行われた名物コーナーでもある。今回は全チームが揃ったということで、これまで各チームが行っていた内容をミックスした感じであり、それが現在のNMB48の形そのものである。

 どんな展開になるか予想も付かないコンサートだが、オープニング曲はチームNによるバンド形式で『HA!』からのスタートとなった。続いて各チームが一曲ずつ歌い、オープニングの最後は全員で『ナギイチ』を歌いステージにフルメンバーが揃って、各チームによるこれまでのツアーの報告などがあった。

 オープニングからすごい熱気の中でスタートとなったが、続くユニット曲はこれまでに見れそうで見れなかった組み合わせのユニットが多数登場した。いつもは元気一杯のキャピキャピしたイメージの白間美瑠がバラード曲『虫のバラード』を熱唱。さらに矢倉楓子がAKB48の小嶋陽菜がセンターを担当している『ハート型ウィルス』を何とソロで歌ったのだ。曲中のセリフの部分を関西弁にアレンジして歌ったことで、オリジナルには無い良さがしっかり出て、矢倉の新たな一面が垣間見れたのでは無いかと思う。

 そして今回は4月27日発売予定の14thシングルの概要が発表された。まず最新シングルに収録されるユニット曲『虹の作り方』の初披露が行われた。このユニットは、5名で構成され、センターには太田夢莉・薮下柊・渋谷凪咲・須藤凜々花・内木志といういわゆる次世代メンバーと言われる面々が選出された。太田は「もし今年もリクエストアワーが開催されるのなら、この5人で5位以内に入りたいです」と意気込んだ。内木は「NMB48の次世代トップ4人と一緒にユニットを組めると思って無かったので、すごく嬉しいですけど、他の4人と違って、自分のセンターの曲が未だ無いので、早く自分がセンターの曲、そして表題曲の選抜入りができるように頑張ります」と意欲を見せた。渋谷は「自分で言うのも恥ずかしいですが、次世代だなと思う5人なので、若さあふれるこの5人で将来NMB48のセンターを務めたいです」と話し、須藤は「俺ら(山本彩、小笠原茉由、三秋(小谷)里歩、岸野里香、山口夕輝からなるNMB48内ユニット)の次ではなく、俺らを超えるユニットになりたい。その自信がある」と語った。

 盛り沢山の内容のコンサートだったが、アンコールの最初の曲が、新曲『甘噛み姫』の初披露となり、その選抜メンバーも発表された。すでに映画『道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48』の劇中で沖田彩華の初選抜が発表されているが、選抜メンバーとして実際にファンの前で歌った沖田は「4年半やってきて初めて選抜に選んでもらいました。大切な一曲になればいいと思っています」とコメントした。

 ファンにとって嬉しい発表がたくさんあった今回のコンサートだが、夜のコンサートは、梅田彩佳の卒業コンサートという大きな節目となるので、この昼公演からメンバーの気合は十分だった。果たして卒業コンサートはどうなったのか?

取材/ブレーメン大島 (C)NMB48

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