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視聴率不振のフジテレビから過剰な期待を受ける森高千里

 フジテレビが先日、4月改編の目玉のひとつとして、音楽番組初MCとなる歌手の森高千里とお笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建を起用し、水曜午後8時枠に生放送のレギュラー音楽番組「水曜歌謡祭」を放送することを発表した。

 同局にとってレギュラー放送の生放送音楽番組は、92年10月〜94年3月まで放送されていた「MJ Music JOURNAL」以来、21年ぶり。毎年恒例の音楽特番「FNS歌謡祭」の制作スタッフが結集して制作する本格的音楽エンタテインメントショー番組となり、子どもから大人まで、誰もが口ずさめる名曲・代表曲だけを選び抜き、コラボレーションやカバーなどの企画中心で、流行にとらわれずに上質な音楽を紹介する番組として構成する予定だというのだ。

 「今や民放キー局のゴールデンで歌手側にとって新曲のプロモーションとなる生放送の番組は『ミュージックステーション』(テレビ朝日)のみ。しかし、同番組との差別化を図らないと、固定ファンが付かないだろう。とはいえ、流行の曲も取り入れないと、そのうち企画が行き詰まってしまうような気もする」(音楽業界関係者)

 森高といえば、45歳になっても変わらぬ“ミニスカ美脚”で往年のファンを中心に人気は衰えず。99年に俳優の江口洋介と結婚して一男一女に恵まれ、育児のために芸能活動をセーブしていたが、12年から活動を再開。活動再開から3年で大役が回ってきた。

 「下の長男が今春から中学校にあがり子育てがひと段落したのと、最近、江口の仕事が減っていることもあってオファーを受けたようだ。フジは低迷する視聴率回復の“起爆剤”として森高に過剰な期待をかけているようだが、視聴率が低迷した場合はあっという間に“戦犯扱い”されそう。後々、オファーを受けたことを後悔しなければいいのだが…」(芸能記者)

 逆に一発当てれば、おおみそかのNHK・紅白歌合戦へのオファーも舞い込みそうだ。

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