ガリアーノは今年初めにパリのカフェで反ユダヤ発言を行ったおかげでディオールから解雇され、アライアはその後任の依頼を受けていたが、自分のするべきことではないと決めたという。
ジャーナリストのヴァネッサ・フリードマンは、フィナンシャル・タイムズ紙に「アライア氏には興味がなかったようです。光栄には思っていましたが、引き受けませんでした。アライア氏に尋ねたところ、ジョンの事件は悲しい話だったと言っていましたが、ディオールの新たなスタートに参加したくはないと言っていました。他の話をする何よりも先に言っていました」と報じた。
アライアの前にもジバンシィのデザイナー、リカルド・ティッシが候補として名前が挙がっていたが、先日のインタビューでリカルドはその件についての明確なコメントを避けていた。
「どうなるかわからない。ジョンには心から同情する。でも今のところ、『自分がここに行く、そこに行く』というウワサからは距離を置いている。常に沢山のゴシップが渦巻いているからね。今のところ僕はジバンシィでの仕事に満足しているし、次のレベルを目指そうとしているところだから、我が家のように感じている。まるで自分の息子ってところかな。どう説明したらいいのか分からないけど、そんな場所を去るなんてとても難しいことになるだろうね」