今年の氷川はデビュー15周年で、9月には15周年第2弾シングル「ちょいときまぐれ渡り鳥」もリリースする。その直前の書類送検だった。本人は「暴行の事実はございません」とコメントしているが、書類送検という事実は覆すことは出来ない。「関係者が即座に動いたのが紅白は大丈夫なのかということです」とはある音楽関係者。紅白というのは事件事故について非常に気にする番組で有名。警察沙汰になったともなれば、紅白出場ピンチともなりかねない。
「紅白に強い影響力を持つ大手芸能プロの大物幹部のところへ話を聞きに行った人は多く、結果としては暴行の事実はないと本人が言い切っているのだから、問題ないだろうという話だったそうです。NHKは捜査機関ではないですからね。この辺は世論との兼ね合いでものを見るし、この大物幹部が問題ないといえば、大丈夫という見方がいまのところ業界を占めている」と同関係者。ただ、もう一方の年末風物詩には危険信号は灯っているようで「レコード大賞のほうには影響ありの可能性は強いですよね」とはあるレコード会社関係者。
今年は15周年という節目の年。これまでの功績から考えても頂点にあたる「レコード大賞」を狙いに行ってもおかしくないのだが、「9月に出すシングルが爆発的に売れれば可能性は残りますが、この一件で新曲プロモーションもあまり出来そうもないのではといわれている。どんな名曲でも、聞かせるタイミングがあまり無ければ、売り上げにも影響しますからね。『大賞』というものには一歩後退になってしまうかもしれませんね」と同関係者。
記念の年の氷川にとっては「事実はない」といえども痛手な一件になったかもしれない。