メルの家庭内暴力や子供への虐待容疑事件から、レオはこのヴァイキングがテーマとなる映画への出演をキャンセルした。
メルが引き起こした一連の事件後に、友人がレオにまだ作品に出演するのかを尋ねたところ「絶対にない」と答えたらしい。タイトル未定のこのヴァイキング映画は、レオにとってオスカー男優でまた監督であるメルとの初仕事となる予定だった。
レオと親しい関係者の1人は、レオがメルと関わる事で評判を落とすようなリスクは負いたくないと話した。最近、レオは『インセプション』、『シャッターアイランド』で大きな成功を収めている。
関係者は、リーダーオンラインドットコムに対し「レオは仕事を選ぶ権利を得ました。メル・ギブソンと仕事をする事は彼の選択外なんです」とコメントした。
この映画は、グレアム・キングとメル・ギブソンによる共同制作会社アイコン・プロダクションの企画になる。昨年、この歴史映画がメルの成功作『ブレイブハート』、『パッション』に似たストーリー内容になると伝えられた。
2010年秋に撮影が開始される予定であったが、このまま計画通りに実行されるかどうかは現在未定。レオは先日、この作品に対する情熱を語っていたばかりだ。
「ずっとヴァイキングものをやってみたかったんだよ。僕は時代劇が大好きだし、これまでのヴァイキング映画で素晴らしい作品、ってまだ皆無だよ。ヴァイキングって歴史において一番ワイルドな人間だろ」
一方、2005年にレオの顔を傷つけた女性が暴行容疑で、カナダからアメリカに身柄を引き渡された。
容疑者アレサ・ウイルソンは、ハリウッド・ヒルズにあるパリス・ヒルトンの元カレ、映画プロデューサーのリック・サロモン邸で開かれたハウスパーティーにおいて、レオに耳から顔にかけて17針も縫うような傷を負わせた。彼女は凶器を用いた暴行の罪で逮捕されたが、起訴直前でカナダに逃亡した。
カナダ当局は、7月29日、ロスアンゼルスにおいて彼女に裁判を受けさせるためにアメリカまで送り返した。