潜在能力の高さは誰もが認めるところ。キンシャサノキセキがベストの1400mで捲土重来を期す。
前走の京都金杯は2番人気に推されたが、よもやの10着。「引っ掛かったまま終わってしまった。以前からそういうところがあったんだけど、最近は見せていなかったから…。期待していただけに残念です」と堀師。
中間は山元トレセンでリフレッシュ。帰厩後はここを目標に順調に乗り込まれてきた。24日に行われた1週前追い切りではニューポリトラックで5F68秒6、ラスト1F12秒4をマーク。馬なりで併走馬に楽々2馬身先着する軽快な動きを見せた。
「いい雰囲気だったし、状態は問題なさそう。息、体ともできていますね」と師。ならば、あとは折り合いだけ。1400mは過去<2002>。谷川岳Sではペールギュントを一蹴、2年前の桂川Sでは1分19秒4の好時計で圧勝を飾っており、マイルに比べてテンが速くなる分、レースはしやすくなる。さらに今回はその桂川Sでコンビを組んだ安藤勝騎手に乗りかわる。
「あれだけの一流ジョッキーだし、何回か乗ってもらってるから、この馬のことも分かってくれているはず。思い切った競馬をしてもらうつもり」
春の最大目標である高松宮記念出走へは賞金加算が不可欠だけに、ここは負けられない一戦だ。
【最終追いVTR】ポリトラックで5F70秒3(馬なり)。テンションが上がることもなく、道中はリラックスした走りで鞍上との呼吸もピタリ。体、息ともにできており、仕上がりは万全だ。