アンタッチャブルは2004年、審査員全員からの単独1位評価を達成し、圧倒的な力で「M-1グランプリ」で優勝。山崎弘也の破壊力抜群のボケ、柴田英嗣の鋭いツッコミに審査員のみならず、お茶の間の視聴者も大爆笑だったに違いない。
「今までの『M-1』でアンタッチャブルがナンバーワンという評価もよく耳にします。また、柴田さんは横山やすし師匠の再来とまで言われるほど。もともと実力はありましたが、改めて2人の実力に頷いた関係者も多かったです」(テレビ局関係者)
「M-1」優勝後、順風満帆に売れっ子芸人への階段を登ったアンタッチャブル。しかし、柴田が女性トラブル問題を起こし、2010年に芸能活動を休止。その間に山崎は“ザキヤマ”として孤軍奮闘、さらなる活躍ぶりを見せた。一方、柴田は2011年に芸能活動を再開。しかし、山崎との共演は完全になくなってしまった。柴田はあるイベントで山崎との漫才共演について、「今、漫才をやっている人たちには勝てない」と謙遜しつつ、「周囲のハードルが下がってから」と告白していた。
今回、5年ぶりの「M-1」復活ということで、テレビ朝日も相当な力の入れよう。29日には「M-1」王者が集結した「王者たちの緊急サミット! M-1グランプリ復活記念SP」が放送された。M-1王者が出演する中、アンタッチャブルだけが出演することはなかった。また、4日に発表された審査員でも、アンタッチャブルのみが審査員から外されるという残念な結果となった。
「やはり、関係は修復できていないようですね。いまだに山崎が柴田を許していないという情報があります。5年ぶりということでテレビ朝日も相当気合入れて『M-1』を盛り上げているのにも関わらず、アンタッチャブルだけが協力できていない。普通ならお世話になっているテレビ局に協力するのが当たり前ですが、それができないとなるとちょっと闇が深そうですね」(芸能関係者)
ただ、ファンとしては2人が揃った場面が見たいもの。アンタッチャブルが再び共演することはあるのだろうか。