巨乳女性キャスターのタニア・レザは、胸元がざっくりと開き、谷間がくっきりとした白いボディコンのような衣装を身にまとって番組に登場した。
映像を見ると、男性司会者エンリケ・トバーがレザのスカートをめくろうとし、レザは「キャー」と叫ぶものの、まだ余裕の声。トバーはニヤニヤしながら、レザの周囲を回りながら、服の上からおっぱいをつんつんしたり、胸元のアクセサリーをつまみ上げるふりをして直接胸元の肌をつんつん。レザはトバーの手を強く叩き、不機嫌な顔になる。生放送にも関わらず、「もうふざけないで!」と本気で怒るものの、トバーは「こんなことで怒るのか? 機嫌直してくれよ」と言いながら、レザの胸をまた触った。
すると、レザはワイヤレスイヤホンとマイクを外し、「もうやってられない!」とスタジオからいなくなった。トバーは「司会の相方は、今日、ホルモンバランスがおかしいようで」と言い訳していた。
放送後、テレビ局は「テレビサはどんな形であろうと、セクハラを許しません。視聴者を不愉快にさせたため、解雇した」と発表した。
トバーとレザは、動画投稿サイト『ユーチューブ』にツーショットで謝罪と経緯説明した動画をアップした。その動画によると、すべて2人の演出であり、プロデューサーに事前に伝えていなかったことがミスだったという。
動画でレザは「メキシコではセクハラがすさまじいのです。そこでトバーがセクハラし、私が怒ってスタジオを出て行くことが話題になることで、番組に苦情や意見がたくさん集まった上で、『全部2人のヤラセでした』と種明かしし、セクハラ被害の悲惨さを訴えるつもりだったんです。行き過ぎた冗談でした」と説明している。
ところが、レザは自らのフェイスブックで「2人仲よしで『私たちが悪かった』としゃべっている動画は、テレビ局からの圧力でしゃべらされたものです。真実は違います」とコメント。テレビ局との契約条件などで、詳細は明かせないようだが、「私のこのフェイスブックが削除されたら、真実を公表します」としている。