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【雅道のサブカル見聞録】最大級のドールイベントが開催

 12月12日、東京ビッグサイトにてドールズ・パーティー24が開催された。

 このイベントは主催する(株)ボークスが販売しているレジンキャスト製ドール“スーパードルフィー”のドールオーナー向けの自作ドールのお披露目会だ。アマチュアディーラー製作の衣装やパーツ販売なども行われ、会場限定のドールも発売される。東京では年に二回開催され、ドール系のイベントとしては最大規模。

 “スーパードルフィー”は関節部などが球体で出来ている球体関節人形。芸術などに興味がある人ならば、ハンス・ベルメールなどの人形作家が作った人形を思い浮かべる人が多いと思う。普通、こういったドールというのは、パーツに陶磁器や石粉粘土などを使用し、コストが高く専門の知識が要求される敷居の高いものだった。しかしこのイベントで主役の“スーパードルフィー”は違う。元々フィギュアメーカーだったボークスの技術を活かしたフィギュアと同じ合成樹脂を使用した球体関節人形なのだ。素材が樹脂になったおかげでカスタマイズなども容易で、一般向けの製品として、ドール愛好家のみならず、ガレージキットやフィギュアファンの間でも注目されている。

 アニメやゲーム作品とのコラボも盛んで、コラボレーションモデルの販売が度々あるのもこのシリーズの特徴。今回は人気ゲーム『Fate/unlimited codes』より、セイバー・リリィがお目見え。そういったことも影響しているのか、ドールオーナーの作品にはアニメキャラを模したドールがちらほら見かけた。おそらくフィギュアから入ったアニメ好きの人もいるのだろう。他のドールイベントではアニメの話を聞くことは殆どないが、この会場では頻繁にアニメの話題も交わされていた。

 1点物の衣装つきで販売されるワンオフモデルドールの購入権をかけた抽選会や、限定スーパードルフィーや関連グッズが当たるビンゴ大会などの催しも行われた。他にも“お茶会スペース”呼ばれるフリースペースを借りれば、自分の作品を展示や撮影、他のオーナーとの談笑の空間として利用できるなど、ユーザー同士の交流用の場所も多く割かれていた。他のドールイベントの静々とした印象とは違うバラエティーに富んだ内容は、新時代の球体関節人形であるスーパードルフィーに相応しいイベントであろう。(斎藤雅道)

スーパードルフィー(R)はボークス社の登録商標であり、その全ての権利を所有しています。
“Super Dollfie (R)”is the registered trademark of VOLKS INC.All rights are reseved.
「創作造形(C)ボークス・造形村」(C) 1998-2010 VOLKS INC. All rights are reserved.

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