キンプリの影に隠れて、そのおよそ1か月前にひっそりともうひとつの新ユニットが結成されていたことは、案外知られていない。彼らの名前は、Six TONES(ストーンズ)。高地優吾、京本大我、田中樹、松村北斗、ジェシー、森本慎太郎がそのメンバーで、くしくもキンプリと同じ6人編成だ。2012年4月期にオンエアされたドラマ『私立バカレア高校』(日本テレビ系)に出演していたことから、これまで“バカレア組”と呼ばれていたが、このたび晴れてネーミングされた格好だ。
この6人、サラブレッド集団である。高地は15歳のとき、Hey!Say!JUMPのバラエティ番組『スクール革命!』(日テレ系)の番組オーディションに合格して、ジャニーズJr.入りをはたすと同時に、レギュラー番組をゲットするという、スーパーシンデレラボーイだ。
芸能人つながりが多いのも大きな特徴で、京本は京本政樹のひとり息子。田中は元KAT-TUN・田中聖の、森本は元Hey!Say!JUMP ・森本龍太郎の弟。残念なことに、それぞれの兄はジャニーズを退所せざるを得ず、夢の兄弟共演は水泡に帰したが、弟は確実に腕を上げている。
アメリカ人とのハーフのジェシーと松村は一時期、“ほくじぇし”とひとくくりにされたほど、Jr.でトップ級の人気を誇った。12年〜14年の間には、コンスタントに年2〜4本のドラマに出演。クセの強い役柄を演じ、役者としての評価を高めた。ふたりとも、空手有段者。長身でワイルドでセクシーという、女性が惚れる要素がふんだんだ。
キンプリとSix TONES。この12名のなかから、次代の嵐が誕生するのか。それとも、ふぉ〜ゆ〜やSnowMan、They武道といったダンススキルの高いユニットがごぼう抜きするのか。逸材に期待がかかる。