それ以上に危惧されるのは、ユニクロが錦織圭のスポンサーを降りるのではないかと噂されている点だ。
「近年の錦織は故障続きで復帰後もパッとしません。大型契約を交わしている企業からすれば、テレビ画面に映らないのであれば、大金を投じた意味がありませんからね」(体協詰め記者)
また、錦織と契約しているカップ麺の企業も、新たに大坂なおみへの出資を決めた。こちらのテレビCMは、錦織よりも大坂の露出が多くなっている。
「男子プロテニス協会(ATP)が、国別団体対抗戦を復活させると発表しました。その復活第1回目は、2020年1月。会場も東京五輪のテニス競技会場となる『有明テニスの森』が有力視されている。ユニクロのフェデラーとの長期契約の狙いは、その辺りにもあったようです」(広告代理店関係者)
もう一つのテニス組織である国際テニス連盟(ITF)も、'19年から「男子国別対抗戦」を改変し、サッカーのワールドカップのようにする。つまり、センターコートで初戦を迎えるフェデラーなら、確実にテレビ中継されるわけだ。
「近年の錦織は早々に負けてしまうため、五輪イヤーの宣伝にはならないと判断されているのでしょう。そろそろ目立った成績を残さなければ、スポンサー離れは加速すると見られます」(専門誌記者)
『ユニクロ』の“最終警告”とならなければ良いが…。