武井は7月8日、《政治関連の言葉に、反対意見の人が攻撃的に『政治家やったこともないくせに、やってから言え!』みたいな的外れにも程がある反論が来る》と投稿。続けて《政治家以外、政治に触れたらいけないわけないだろ。民主主義だぞ、政治は離れたところにある偉い人のもんじゃねえ、政治は国民の生活のためにあり、われわれ自身が考えるものだよ》と説いた。
この投稿は、普段の武井の投稿よりも桁を2つ増やした1万2千強のリツイートがなされ、注目の高さをうかがわせた。また前後に関連する投稿はなく、おそらくは7日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS)内で、武井が特定の議員について「もう二度と票は入れたくないなという気持ちになる」などとコメントしたことへの反響を受けてのものと思われる。
ネット上の反応は、
《よく声を上げてくださいました。この声がどんどん広がってほしい!》
《ごもっともだと思います。特に芸能人の言論封殺は目に余るように感じます》
《武井はてっきり、「やってから言え!」っていう方のタイプだと思ってた》
《やっぱり「百獣の王」は言うことが違うわ。まさにその通りです!》
などと、同意と好意が多数を占めている。
ただし、それは武井が「多少なりとも分かって発言している」からだという指摘もある。
「例えばタレントのローラが沖縄基地問題に触れた際は、相当な批判コメントが殺到しました。『ウーマンラッシュアワー』の村本大輔は言わずもがな。仮に武井と同じ発言をしたとしても、彼らの場合は炎上したのではないでしょうか。発言内容より、その発言をした芸能人が“政治を分かっているように見えるか否か”で、賛同と炎上とに分かれているのでしょう」(全国紙社会部記者)
他にも『ロンドンブーツ1号2号』の田村淳は、「竹島は日本固有の領土」という意見を表明したところ、決まっていたレギュラー番組を降板させられたと、6日放送のラジオ番組で告白している。また、前出のウーマン村本は「大麻合法化しようぜ」発言で、予定されていたテレビ出演がキャンセルになったという。
まさに明暗クッキリ。芸能人にとって“政治的発言”はなかなか覚悟がいりそうだ。