紅一点ウオッカが17頭の牡馬を手玉に取り、3馬身差の圧勝劇を演じたのには、言葉を失いただただ驚かされた。
それにしても、牡馬陣のなんと不甲斐ないことよ。金の玉ついているのか!。「弱き者汝(なんじ)は牡馬なり」。オレは情けなくなった。とりわけ、断然人気に推されたフサイチホウオーの見るも無残な結果(7着)に言葉を失った。
あまりの不甲斐なさに肩から次第に力が抜け、立ち上がるのがやっと。武士に二言はないというけど、アンカツさん、「普通に走ってくれば勝てる」なんてよくいったもんだ。普通に走った結果がこれですか。海外遠征もこれで白紙撤回ですか。
オレは九分九厘勝てると確信して、馬連、馬単、3連複、3連単の4種類の馬券を買っていたのに。あまりといえばあまり。ひどい背信行為じゃありませんか。外れ馬券は白紙撤回する、救済措置はないのですか。
「今日はイレ込みが激しかった。4角手前でゴーサインを出したが、反応しなかった」(安藤勝騎手)。敗因を聞かされてもむなしさが募るだけ。
「勝った馬は強いね。今年の牝馬は強い」。アンカツさん、いまさら何いうの。ウオッカが強いことは百も承知していた。それでも、スタミナとパワーが不可欠の2400mで牝馬に負けちゃいけないよ。
最も、ウオッカは単勝3番人気に支持されたのだから、ファンは実力を正当に評価していたことになる。何だかんだいっても、オレの目が節穴だったということか。穴があったら入りたい。
2着は単勝14番人気のアサクサキングス。身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれと玉砕覚悟?で逃げた福永騎手のファインプレーも光った。
オレは“シカト”した2頭に手痛い目に遭わされた。これじゃあ、逆立ちしたって鼻血も出ない。