◎コパノリッキー
ドバイ遠征を控えるホッコータルマエが出走を見送ったことで連覇を狙うコパノリッキーにとってはかなり楽になった。58キロを背負った前走・東海Sで4馬身差の圧勝劇を演じたように、自分の型でレースを運べた時の強さは別格ではあるが、今のホッコーの充実ぶりも昨年の比ではなく最も難しい相手だったはず。不在となればコパのVは濃厚だろう。
馬券の焦点は相手探し。前半のペースが上がりにくい東京コースとはいえ、コパを追いかける形になる好位勢よりも、長い直線に賭ける末脚勝負の馬が魅力。ワイドバッハは、同じ舞台の武蔵野Sを豪快な追い込みで差し切り勝ち。6着だったチャンピオンズCでも4角しんがりからレース最速の上がりで追い上げた。しっかりと自分の型を持っており、信頼に足る追い込み馬だ。これが相手本線。もう1頭の追い込み馬、インカンテーションも10キロ増を叩いて状態上向きではあろうが、東海Sでコパに完敗しており馬券的にはおさえまでか。
馬単
(4)(11)
3連単 フォーメーション
(4)-(11)-(1)(5)(9)(10)(14)(16)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。