JBCクラシックは休み明けの上に急仕上げ。JCダートはスタートでつまずいたり、被されて引っ掛かったりとスムーズな競馬ができなかったが、陣営によれば、それ以前にパドックを周回する段階からJC独特の雰囲気にのまれ、委縮してしまっていたという。
それらを踏まえれば、3歳のフリオーソにはまだ十分な伸びしろがあるはず。実際、この秋は体質強化が著しく、調教も常にウエイトパックをつけて行われるようになった。ソエのため、レース後はクリス厩務員が徹夜で看病していた春のクラシック時には考えられないことだ。
さらに、今回は今野忠騎手とコンビ復活で、大賞典当日の予報は雨。となれば、どうしてもJDDの再現を期待してしまう。一戦ごとに成長していくフリオーソに地方競馬の希望をかけたい。
◆30日大井10R東京シンデレラマイル◆ベルモントノーヴァは地元のクイーン賞を見送り、蹄の治療に専念。そのかいあって状態は万全だ。脚質的に、前が詰まって脚を余すレースだけはしたくないという陣営の意向から、常に外を回らざるを得ないハンディはある。それでも、終いの爆発力はナンバーワンだ。