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貴乃花親方が春場所前“打倒八角”決起集会で見せた決意表明

 大相撲春場所は「エディオンアリーナ大阪」で熱戦が繰り広げられているが、それにもまして親方たちが激しい火花が散っている。

 先場所後に行われた理事選で、10人の理事が当選したばかりの大相撲界だが、次の焦点は春場所後に行われる理事長改選だ。北の湖前理事長亡き後に就任した現職の八角理事長(52=元横綱北勝海)に、若手のホープ貴乃花親方(43=元横綱)が挑むという構図で、すでに理事選前からさまざまな場面で両者のぶつかり合いが見られ、闘いは激しさを増すばかり。
 「まさに両者、一歩も引かずといった感じです。現職の強みで逃げ切りを図る八角理事長に対し、攻勢をかける貴乃花親方。どっちに転ぶか、各親方たちは会場のあちこちでひそひそ話をしています」(担当記者)

 その来たるべき本番の激しさを窺わせる出来事が、この春場所前にもあった。3月3日、大阪市内のホテルで貴乃花一門の激励会が開かれたのだ。通常、激励会は個人や部屋単位で開かれるもので、一門による激励会というのは極めて稀。言わばこれは、貴乃花親方を理事長にする会で、出席者は厳選された200人。
 その中には貴乃花一門に属する4つの部屋の8人の親方、力士たちの他、1月の理事選で当選した山響親方(元幕内巌雄)、時津風親方(元幕内時津海)、錣山親方(元関脇寺尾)、湊親方(元幕内湊富士)、佐ノ山親方(元大関千代大海)ら9人、さらに現役の豊ノ島や逸ノ城らも出席した。

 会は冒頭から異様な盛り上がり。万雷の拍手の中、登壇した貴乃花親方だったが、その姿を目にした出席者らは驚きの声を上げ、場内はどよめきに包まれた。
 貴乃花親方が、まるで不退転の決意を示すようにツルツルの丸刈り頭で現れたのだ。
 「伝統、文化はどこの国にもなくてはならないもの。文化は礼節に始まり、礼節に終わるもので、誰が理事長になっても大相撲界を次の世代に残していければと思っています」
 司会の河内家菊水丸に促されてマイクを握った貴乃花親方は、すかさずこう先制パンチを繰り出した。
もちろん、受けて立つ八角理事長もこのまま黙ってはいないはず。さあ、どうなる?

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