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笑いの新たな切り口“文学的大喜利本”が発売! 松本人志の天才的な企画力とは

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松本人志

 ダウンタウンの松本人志が監修した書籍『火星人の殺し方』(文藝春秋)が、8月9日に発売される。「火星人の殺し方」「ゴリラへの詫び状」「日本人はなぜうんこが好きなのか」という3つのお題に吉本若手芸人86人が挑戦するというもので、回答者は原稿用紙一枚程度で返答する。松本曰く「文学的な大喜利」になるとのこと。

 松本といえば、著書の『遺書』(1994年発売、朝日新聞社)や『松本』(1995年発売、同)がそれぞれ200万部以上を売り上げ、当時話題となったが、今回は彼がプロデュースに回っている。大喜利をベースとした新たな切り口の本として、「お笑いマニア」には高い評価を受けそうだ。

 書籍だけに限らず、これまで松本はテレビや舞台で斬新な企画を打ち出し、数々の芸人やバラエティー番組に影響を与えてきた。一時期、NSC(よしもとの養成所)では、ダウンタウンのコピーのような漫才師しかおらず、講師陣が頭を抱えたというほどだ。

 彼が考えた代表的な企画を振り返ってみよう。いまや大みそかの風物詩となった『笑ってはいけない〜』シリーズは、もちろん松本の考案。当時『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)のスタッフだった菅賢治氏は、ラジオ番組に出演した際、「(松本から)“笑ったら罰を受けるってどうですか?”って言われた時、“この人天才だわ”と思った」と回顧した。

 同じく、『ドキュメンタル』(Amazonプライム)も松本の考案で、配信される2年前に出演した千原ジュニアのライブ「2014 千原ジュニア40歳LIVE『千原ジュニア× 』in 両国国技館」にて、草案となる企画をすでに語っていた。

 「テレビのボーリング企画で当たり前となった、客をレーン側に座らせる手法も松本が考案したと言われています。ほかにも、『一人ごっつ』で披露した『面雀』(のちに番組化)、フリップを使った大喜利(それまでは口頭で回答するのが主だった)など、ありとあらゆるゲームや企画を考えてきました」(お笑いライター)

 また現在、当たり前に使われている言葉も、ダウンタウンが生み出したり流行させたりしたと言われている。以前、月亭方正やココリコらが、ダウンタウンのトークを振り返る企画で、「“サブい”、“ヘタレ”、“ブルーになる”、“イタイ”、“空気読め”とかなかったもん。全部ダウンタウンさんが発してるもんな」と振り返っていた。

 1を10にする力は、お笑い芸人に限らずYouTuberにも持っている人は多くいる。しかし、松本のように0から1にする才能を持つ芸人はごくわずかだ。今回の本では、どのようなイノベーションを起こしているのか? 発売を楽しみに待ちたい。

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