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大阪杯(GII 阪神芝2000m 4月1日) サムソン 昨秋のリベンジだ

 転厩初戦にして復帰戦。いよいよ2冠馬メイショウサムソンが、「第51回大阪杯」でターフに帰ってくる。昨秋は3冠を逃した菊花賞4着で歯車に狂い生じ、未勝利のまま終わったが、ディープインパクトがターフを去った今、春の主役の座は譲れないところだ。
 2月末まで管理していた瀬戸口師の定年とともに、歴史に名を刻む2冠馬を名伯楽・瀬戸口師から託されたトレーナーは、当馬のファーストインプレッションを「全体的にとても利口な馬。オペラハウス(父)というよりは(母父の)ダンシングブレーブが強く出ているね」と口にした。
 中間は至極順調な調整が進められており、1週前追い切りでは6F79秒8→65秒5→51秒8→38秒7→12秒5(DWコース=良)の好時計をマーク。併走馬を0秒8ぶっちぎって見せた。
 「牧場でも15-15を2本くらいやっていたし、ある程度の準備は最初からできていたからね。次が3200mの長丁場(天皇賞・春)なので目いっぱいとはいかないが、ここまでスカッと仕上がるとは思わなかったよ」
 すこぶる順調な調整過程に指揮官はニッコリ。皐月賞→ダービーで2冠を達成…文字通り「わが世の春」を謳歌した昨年のスプリングシーズンに対し、秋は勝ち鞍のないまま終了。2冠馬復活を印象付けるためにも、恥ずかしい競馬はできない。

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