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八代弁護士、飯塚容疑者報道のメディアと警察に「普通ではない」と批判 『ひるおび』スタジオ凍り付く?

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画像はイメージです

 13日放送の『ひるおび』(TBS系)で、八代英輝弁護士が今年4月に池袋で自動車を暴走させ親子2人を轢き殺すなど11人を死傷させ、12日に過失運転致死傷の疑いで書類送検された飯塚幸三容疑者と警察に苦言を呈し、賛同の声が集まっている。

 八代弁護士は、警察が起訴を求める厳重処分がついたことについて、「当然」と話す。その上で、

 「今までのこの容疑者が受けてきた厚遇から考えるとちょっと意外な感じもするかもしれませんけど、この事故って幼い子とそのお母さん信号に従って渡っていた、あの親子を含む11人重軽傷ですよね。

 それでこれだけの悪質なことをやっていて、当初はブレーキが利かなかった、いわゆる事故の原因を否認してる事件なんですね。なのにも関わらず、警察が現行犯逮捕しなかった。それ、もしかしたらこの事故で怪我をしたから、治療を終えてから身柄拘束するんじゃないかなと私は、あの予測してたんですけども、それ以降もなく」

 と、警察の対応について言及する。また、

 「身柄拘束しない理由が証拠隠滅の恐れがないだった。証拠隠滅の恐れがないって実際に否認もしていて、途中で供述も、途中からパニックになったけど変遷しているんですよ。

 こういう人物に対して身柄拘束をしないで、一般だったら普通、これだけ被害者が多くて、その上否認をしている事件の被害者っていうのは問答無用で逮捕してると思うんです。なんでこの人物にだけ、こういった特別な対応が取られてきたのか」

 と怒りを見せる。さらに、

 「新聞で読んでいてもそうなんですけど、普通はこれ、容疑者と書くのをなんだかわからず何年も何十年も前の肩書である元院長と呼び続ける。何かこの事件に対して、ちょっと普通ではない特別な意向が作用してるんじゃないかなっていう、不公平感が多くの人にもあると思う」

 と警察やメディアの対応を批判。そして、「交通事故での処理っていうのは、不公平であってはいけないっていうのは大前提じゃないかなって感じますね」とコメントした。同番組でも「飯塚幸三元院長」と表記しており、この発言を受けたスタジオは凍り付いたようにも見えた。

 ネットユーザーからは「思っていたことを全て言ってくれた」「本当にその通りだと思う」などの賛同の声が殺到。さらに、「弁護士が声を上げたのは大きい」「この声が広がってほしい」という意見も出た。

 元官僚の飯塚容疑者は、11人を死傷させたにもかかわらず現行犯逮捕されなかったことから、「上級国民は何をしても許される」という誤った認識が広がり、警察への不信感を増幅させている。八代弁護士の言うように、事故の怪我で入院しており退院後逮捕されるという見方もあったが、それもなかった。

 現在も普通に自宅で生活している飯塚容疑者は、リアルライブでも既報の通り、事故原因についてJNNの取材陣に対し、「おごりがあった」「高齢者でも安全な車を作って欲しい」などと、自分に責任はなかったというような主張をしている。

 さらに12日には、事故原因が予約していたフレンチレストランに遅れそうになったのでスピードを出したためと一部メディアから報じられ、国民の怒りは増すばかりだ。

 愛する妻と子を殺された夫は、その無念をにじませながら、「加害者は罪と向き合っているとは思えない」と語っている。雲隠れをしたうえ、あくまで車のせいだと主張する飯塚容疑者。誰もがこのような不幸に遭遇する可能性があるだけに、他人事にしてはならない。

文 神代恭介

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