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長寿の秘訣はホルモン分泌の活性化で決まる!(1)

 男性79歳、女性86歳。日本人の寿命は延びるばかりだが、最近の研究で男女ともホルモン分泌の量が多い方が長生きできることがわかってきた。
 男性ホルモンとは、男性特有の逞しい骨格や髭をつくり、思考を行うようにコントロールしているホルモンのこと。一方、女性ホルモンは、女性らしく美しい体の曲線を作り、つやとハリのある肌を保つ。

 山梨大学医学部名誉教授の田村康二氏が語る。
 「男性ホルモンのテストステロン、女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が多い人が長寿なんです。それだけでなく、生活のリズムが保たれている人が長生きできる。テストステロンの高い人の簡単な見分け方は、男性なら禿げている人が多いこと。そして、人差し指より薬指の方が長い人が分泌が活発です」
 ちなみに、男性ホルモンは認知機能とかかわりがあり、認知症患者に男性ホルモンを投与すると、症状が改善することが報告されている。長寿の人に長生きの秘訣を聞いてみると、別に特別のことはしていないと答えることが多い。

 しかし、「そこにポイントがある」と田村名誉教授は続ける。
 「長寿の人は若い頃から早寝早起きが当たり前で、生活のリズムが保たれているのです。だから、特別に何かやっているわけではないと本人は思っているんですね。だから、宵っ張りの朝寝坊ではダメです。一方、聖路加病院名誉院長の日野原重明先生のように、100歳になっても頭髪がふさふさの方もいらっしゃる。お齢を召してテストステロンは減っていますが、それ以外の禿げる因子がないということです。日野原先生の場合、生活リズムが保たれていることに加え、バランス良く何でも食べて、腹六分目から七分目の食生活を続けているところに長生きの秘密があります」

 テストステロンが1日の内で最も活発に分泌されるのは、起床後2〜3時間だといわれる。
 「だから、今日も一日頑張るぞ、とやる気が出てくるわけです。男性の朝勃ちもテストステロンが活発に分泌されているからです」(田村名誉教授)

 なるほど、そうだったのか。
 しかし、男性は57歳前後で男性ホルモンの量も減り、更年期に入る。20〜30歳を100とすると、70%くらいに減るといわれる。
 だから、60歳近くになって、最近、朝勃ちがなくなったな、というのはそのせいなのだ。女性が52〜53歳で閉経するのと同様である。

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