「セント・フォースの所属タレントは写真集発売記念イベントなどファンと直接触れ合うイベントを行うこともあり、プレゼントは多い。しかし、危機回避のため中身をいちいちチェックしなければならない。事務所に送られてくるプレゼントも同じこと。今抱えているスタッフがそのチェックまでこなしては人手が足りなくなる。もはや、同社は大手芸能プロと変わらない」(放送作家)
おそらく、ファンにとってはがっかりであろう“プレゼント禁止令”が通達されたのは今月4日。HP上で突然、「弊社宛にお送りくださる所属キャスター宛のプレゼントに関し、誠に勝手ではございますが、今後はご遠慮していただきたく、お願い申し上げます。手紙に関しましては、これまで通り責任を持ってお預かり致します」と記載された。
「本当はプレゼントだけではなく、手紙も禁止しなくては意味がない。かつては、人気男性アイドルと共演、交際した女性タレントにかみそりの刃が入った手紙が送付されたこともあるように、手紙も十分危険なんです」(同)
ちょっと過敏な反応に思えるが、同社の“苦い過去”からすれば、遅すぎる対応だったという声もある。
「2005年10月、当時、フジテレビ系の『めざにゅ〜』で人気だった杉崎美香のエッセイ発売記念イベントが、ネットでの杉崎に対する殺人予告が原因で中止になった。おそらく、そのたぐいの不吉なプレゼントが届いたこともあったんでしょう」(フジテレビ関係者)
それが今回の“プレゼント禁止令”につながるのかは不明だが、「2ちゃんねる」では自ら“犯人”と名乗る人物の書き込みが先ごろ話題になった。
「『オレのせいでプレゼントが禁止になった』という書き込みがあり、おそらく生理用ナプキンのことだと思うのですが、『花やお菓子と一緒に生理用ナプキソも送った』としている。とはいっても、そんな書き込みは日常茶飯事だから直接の原因ではないでしょう。宝石やブランド物など、あまりにも高価なプレゼントを贈るファンもいて事務所が後ずさりしたようです」(芸能ライター)
事務所の“イメージ戦略”も影響した可能性は否定できない。
「今後、TBSを3月末で退社する小林麻耶も所属すると思われますが、才色兼備の女性タレントとは一線を画した“高嶺の花”をそろえすぎたため、ファンは高価なプレゼントを贈って少しでも近づこうとしたのかもしれません」(同)
いずれにせよ、“プレゼント禁止令”は苦渋の決断だったようだ。