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丹下日出夫の若駒通信簿 闘争心あふれるスペースアーク

 ラベンダー賞を勝ち上がったキョウエイアシュラが、新馬勝ちした際、「同週のステラリードは、上がり(3F)34秒3で芝1200メートル1分10秒0。対するアシュラは、同じ34秒6の上がりで1分10秒5。走破タイム、ラップともに、ステラ上位は一目瞭然」と記し、採点を「2」としたワタシだったが、いざこの結果を手にして、読みの甘さにアララ…。

 走破タイムは芝1200メートル1分10秒4と、さほど初陣と代わり映えはしないものの、粘りつく芝とでもいいますか、新馬当時との馬場差を考慮すれば、1分10秒を切るか切らないかの価値はあるかもしれない。
 道中はきちんとタメも利き、しかも脚を使ったのは正味1F。まるで昨年の函館2歳Sのフィフスペトルを見ているようだったが、あの折り合いと上がりなら、マイルまではギリギリもつ。「3.5」くらいの評価は、与えなくてはいけない馬なんでしょう。
 なんて、札幌芝1800メートル戦。この距離設定を見ると、昨年のロジユニヴァースをふと思い出してしまう。同馬は札幌2歳Sを1分49秒1のレコードで快勝して、後のダービーへとつなげた。

 しかし、スペースアークのそれは1分52秒0。ロジと見比べると採点が辛くなってしまうが、ラスト2Fは11秒6前後の連続ラップでまとめている。若駒らしく、まだパドックで余計な仕草も目につく。だが、勝負事に不可欠な闘争心にあふれた馬であることは間違いない。時計うんぬんは、ひとまず宿題としておきますか。
 新潟芝1400メートル戦を制したラジャポネーズは5F通過59秒5という平均ペースの上に立ち、メンバー最速の上がりで1分22秒9。中央場所では坂と輸送がカギになるが、タイムは合格点。一方、新潟芝1600メートル戦を勝ったコスモセンサーは、5F通過が62秒2、7F通過が1分24秒0というスローの逃げ切りだけに、ウ〜ン…てな感じ。
 札幌ダ1000メートルを勝ち上がったカネスフォルテは、「昔はこういう体の馬が、ダートの中距離で活躍したもんだ」と、懐かしさを呼び起こさせるドッシリとしたつくり。小倉ダ1000メートルを59秒2でまとめたダッシャーゴーゴーも、胸前や下腹に筋肉がいっぱい詰まった良質なダートの短距離馬ですね。

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