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ギターを弾くことに挫折しても気軽に取り組める楽器、沖縄の三線

 ギターにチャレンジしたけど指が届かなくて挫折し、楽器を演奏することに躊躇する方も多いのではないだろうか? だが沖縄にはそれを覆す素敵な弦楽器、三線(三味線のこと)が存在する。ちなみに三線は「さんしん」と読む。

 文字通り三本の弦だけで演奏するが、沖縄独特の楽器だけあって、楽譜もまた西洋音楽とは違い、ドレミファソの音符ではなく、工工四(くんくんしー)と呼ばれる楽譜を使う。

 合(ド)乙(レ)老(シ)四(ファ)上(ソ)中(ラ)尺(シ)工(ド)

 音符表記に慣れた人にとって最初は工工四(くんくんしー)に戸惑うが、練習するうちに自然に覚えられるようになる。三線はギターより小さいので、指が届かなくて断念した方も弦楽器にチャレンジできるという大きな利点を持っている。

 三線独自の響きを持つ音、ウクレレのような響き、ギターのような響き…弾き方によって3つの響きが楽しめるかなり欲張りな楽器である。上級者を目指すより、まず楽譜を見ながら何曲かを弾く程度であればギターよりも手軽に取り組める。

 ただし大切なことが1つあって、楽器演奏に自信がない場合は必ず講師のレッスンを1か月でも良いので受けることをオススメする。 音楽センスに自信がある場合なら話は別だが、演奏方法にはコツがあって直接、経験者の指導を受けるかどうかで上達具合が変わってくるのだ。

 さらには講師の選びにもコツがある。沖縄の古典のみを練習してテキストもなく、見ながら覚えるスタイルを取る指導方針の講師は初心者にとってハードルが高いため、あまりオススメできない。

 沖縄の古典からポップスまで幅広く指導できて、練習用のテキストを用意できる講師を選んだほうが楽器初心者にとっては安心できるだろう。

※琉桜 真希人(山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

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