“小さな巨人”と形容したくなる、◎エーブチェアマン。442キロの小兵ながら、全身はバネと根性の塊だ。特別2連勝と破竹の勢いで挑んだ、重賞初挑戦のエプソムC2着は、真骨頂。
充実の4歳を迎えて、まさに順風満帆。七夕賞をパスして、勝ちにこだわったのはもちろん、秋の天皇賞を見据えてのこと。降級戦のここで負けることは許されない。
トップハンデ58キロを心配する向きもあるが、取り越し苦労に終わるだろう。天皇賞を目指している馬が、58キロに怖気づいてたら笑われる。
逃げ、先行馬が揃いおあつらえ向きの展開が見込め、直線豪快に突き抜ける。
相手は、ディアアレトゥーサ。半兄はナカヤマフェスタと、血統は折り紙つき。福島記念2着だけ走れば好勝負必至。
◎11エーブチェアマン
○12ディアアレトゥーサ
▲8コスモラピュタ
△2ネコパンチ、5アロマカフェ
☆新潟10R「苗場特別」(ダ1200メートル)
古馬混合の茂原特別でいきなり、2着と好走。ここに大きく望みをつないだ、デュアルスウォードに期待。
先行グループの一団を進み、直線馬群の外から強襲。0秒2差と肉薄した内容は実力の証し。引き続き、古馬と3キロ差のアドバンテージがあり、差し切りが決まる。
相手は、実績からガンドッグと、ゴールドバシリスクが有力。
◎11デュアルスウォード
○8ガンドッグ
▲9ゴールドバシリスク
△1イチエイクリッパー、12ファンドリカップ
☆新潟9R「三国特別」(ダ1800メートル)
実力馬のブレイクチャンスで今度こそ。
前走の野田特別2着(クビ差)は、自分から勝ちに行ったもので、内容は負けて強し。もともと、千万条件で勝ち負けしてきた実績の持ち主で、500万なら明らかに実力上位。
舞台が新潟にかわって、ジックリ構えて乗れるし、チャンスは大きく広がった。
◎4ブレイクチャンス
○6エクストラセック
▲12アサクサマリンバ
△2メイショウスクラム、3グランドシチー
☆函館11R「TVh杯」(芝1200メートル)
〈2204〉と、まだ底が割れていない3歳馬の、サクラベルに白羽の矢。
オープン特別の葵S2着(0秒2差)を持ち出すまでもなく、降級すればスピードは互角以上だ。ハンデ並みの斤量52キロも勝利を後押しする。
◎8サクラベル
○3レジェトウショウ
▲14インプレスウィナー
△2マッキーコバルト、11アラマサローズ
☆京都11R「彦根ステークス」(芝1200メートル)
函館2歳S2着(ハナ差)馬の、マイネショコラーデをイチ押し。
短距離に限れば、ポテンシャルは重賞レベル。仕上がりの早い牝馬で、2か月間の休養も全く心配無用。降級戦でもあり、期待できる。
◎4マイネショコラーデ
○10エーシンホワイティ
▲6ツルマルジュピター
△8エイシンパンサー、9マルカベスト
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。