「西成はそれまでぼったくり被害は少なかったんや。居酒屋に飲みにくる客は日雇い労働者なんかが多い。ぼったくろうにも大金なんて持ってへん。せやけどここ3、4年前から増えてきた中国人や韓国人が経営してるカラオケ居酒屋の一部の店が、あり金全部さらってく無慈悲な行為をやっとるんや」(西成区在住男性)
動物園前駅から飛田新地を繋ぐ飛田本通商店街。歴史ある商店街の中に似つかわしくない、派手な店構えのカラオケ居酒屋が数多く軒を連ねている。料金はビール一杯350円、つまみも300円からと、1000円あればたらふく飲める西成の中では割高感は否めない。だが、客は若い女の子を目当てについつい足を運んでしまうのだという。
「中国人の手口は簡単や。カラオケ居酒屋とかに来るのは2軒目、3軒目で、もうすでに出来上がってる状態。そこにつけ込んで若い女が酒を勧めてきて、会計のときに上乗せで請求されてまうんや」(同)
しかも請求額が絶妙で、2000円の飲食代を5000円にするなど、支払えるギリギリの金額を提示してくる。持ち合わせが足りない場合は“オマケ”と称して多少の値引きをするのだが、ぼったくりの額を下げるだけなので、店的には損は一切ないという仕組み。
しかも、韓国系の居酒屋ではさらに大胆な行為が行われているという。
「数軒はしごして酔い潰れている客に店員が話しかけるフリをして財布を抜く。そこから金だけを引っ張ってまた財布を戻す。ぼったくりというより昏睡強盗の類です」(地元記者)
被害に遭うのは何も地元の労働者だけではない。バックパッカーなどの観光客も絶好のカモなのだという。
美女の誘惑に御用心。