そんななかで、テレビを見ていると、最近やけに違和感を感じるのが、戦場カメラマンの渡部陽一氏とAPF通信社代表・山路徹氏だ。劇的に動いている中東の現状は、本来なら、彼らが専門とするはずの絶好の取材地と思われるのだが…。
渡部氏は依然、バラエティー番組に出まくって、笑いを取っている。「バラエティーに出るのは、取材費を稼ぐため」と公言していた渡部氏。今年は世界に飛び立つことを明言していたが、一向にその気配はなし。一部週刊誌では、夫人の反対で戦場取材に赴けないとも報じられる始末。スローな語り口調以外に芸があるわけではなく、視聴者からあきられてきた感もあり、そろそろ潮時なのでは…。
一方の山路氏。昨年末に起きた不倫騒動で、めっきりジャーナリストとしては色あせた感あり。たまにテレビに出演したかと思えば、本業とは関係ない恋愛の話を振られ、「まだまだ恋をしたい」と懲りない一面を覗かせている。山路氏は昨年11月にミャンマーから帰国して以降、紛争地取材には出ていない。麻木久仁子に縁を切られ、取材費が捻出できないからなのか…。
渡部氏も山路氏も、そろそろ本業に戻らないと本末転倒。本業とは関係ないメディア出演は、あくまで資金確保のためであるべき。戻らないなら、その肩書きは変えた方がいいのでは?
(蔵元英二)