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代表招集中に台湾でどんちゃん騒ぎ 坂本勇人がそれでも巨人で絶対的主将になる理由

 巨人新監督の高橋由伸(40)はハラワタが煮えくり返るような心境だろう。
 プレミア12を戦った侍ジャパンの一部メンバーが、台湾メディアの餌食にされた。11月12日のドミニカ共和国との試合後、台北市内のナイトクラブでドンキャン騒ぎしているところを現地週刊誌にすっぱ抜かれたのだ。

 同誌によると、明け方近くまで痛飲していたのは、坂本勇人(26=巨人)、大野雄大(中日)、前田健太(広島)、秋山翔吾(西武)の4人。通常であれば、「ちょっとお行儀が悪いが、これくらいは…」で済むところだが、坂本だけはそうもいかない。いまさらだが、巨人は例の野球賭博問題で、当該3選手を解雇。オーナー会議でも白石興二郎オーナーが「倫理、モラル、公序良俗、規則を守り、徹底させていく」と謝罪している。
 「宮崎での秋季キャンプでも、門限が徹底され、休日のゴルフ、パチンコも禁止されていました。選手たちも『仕方ない』といった口ぶりで、素直に従っていました」(スポーツ紙記者)

 いまのところ、巨人から坂本に関する処罰は発表されていない。しかし、この報道を見て、巨人関係者は逆に「巨人の主将は坂本しかいない」と再認識させられたようだ。
 「坂本は侍ジャパンで、嶋基宏とともにキャプテンに指名されました。選手会の会長でもある嶋がキャプテンを務めるのに、なぜ坂本も指名されたかというと、彼は同世代のリーダーで、球宴などでも他球団の選手を連れてまわるほど影響力を持った選手なんです」(球界関係者)

 その影響力の大きさは前任の原辰徳氏も認めていた。だからこそ、原前監督は20代半ばの坂本に、阿部慎之助が長く務めていた主将役を継承させたのだ。
 「2015年は、坂本本人もチームを牽引していかなければいけないという自覚を持っていましたが、空回りしてしまった部分もあります」(前出記者)

 台湾でのバカ騒ぎはともかく、他球団の同級生たちをまとめていたのは坂本だ。
 「ペナントレースと代表チームが違うのは当たり前ですが、原前監督は坂本に対して厳しく接することもありました。一方で代表チームの小久保裕紀監督は、選手の言動に関与することはありません。代表チームだから当たり前といえば、当たり前なのですが」(ベテラン記者)

 坂本にリーダー役を全うさせるには“放置プレー”が、一番いいのかもしれない。高橋新監督は秋季キャンプを見る限り、厳しい指揮官になると思われる。チーム全体に喝を入れるときが来れば、坂本が標的にされる。そのときは、坂本もバットで高橋監督の期待に応えなければならない。
 「坂本はリーグ最多安打、最多得点などはあるが、まだ打撃三冠のタイトルを獲っていません。リーダーシップの取れる坂本の性格は認めるが、このままタイトルが獲れなければ、遊びか、宴会の幹事に成り下がってしまう」(前出関係者)

 巨人の主将を務め上げるか、それとも宴会幹事で終わるか…。坂本にとって、来季はその分岐点になるだろう。

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