太田清治教育長は「ムスリムの子どもたちに特化した給食を提供したという事実はございません」と改めて否定。「みんなで食べられる給食を目指す中で、結果としてムスリムの子どもたちも一緒に食べられる機会が増えている」と説明した。ムスリム給食が陳情されたというのは事実と認めたが、廃案となっているとしている。
北九州市の市議・井上じゅんこ議員は「市は『ムスリム給食ではない、SNSは誤情報』とだけ言い放つが、無理がある」とし、酢豚が酢鶏に変わったことで「共産党市議が『ムスリムなどの宗教配慮が実現した!』 は全く嘘とは言えない。むしろ事実」(原文ママ)とポスト。
ネット上では「郷に従うという選択肢がないなら、初めから来日しないで」「一つ一つの要望を聞き入れてたら給食費がものすごく高くなる」「イスラム教対策をするとキリがない話になり、次から次に要望が出ることになる」「少ない予算で、給食やりくりしてるのにそのうち作り手もいなくなるよ」といった声が上がっている。
誤情報がトレンド入りしたが、ムスリムの子どもが食べられるような給食になりつつあるのは確かなようだ。現状はアレルギーや宗教上の理由で、食べられないものが入ったその人だけ出さない対応はできるが、食材を合わせることはしていない。給食が宗教上食べられないのであれば、自分たちで用意するしかないだろう。「我々は食べられない。だから、食べられる人がいても全部変えろ」宗教に配慮するというのはそういうことだろう。給食費の問題もあり、限られた予算で対応するのは難しいと思うが。