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「英国のロズウェル」こと「レンデルシャム森事件」の現場をUFOハンターと探索!英国初のUFOツアー開催へ

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 UFO事件で世界的に有名な場所といえば、1947年に墜落事件の起きたアメリカ・ニューメキシコ州ロズウェルだろう。しかし、イギリスでも過去にロズウェルに匹敵する驚くべき事件が発生していた。

 1980年12月26日、イギリスのウッドブリッジ空軍基地に駐留していたアメリカ軍兵士らが、近くにあるレンデルシャム森の中に未知の物体が降りてくるのを目撃した。

 基地の軍人らが森の中を調査したところ、光る金属製の物体を発見。物体に近づくにつれ、何かが木々の間を移動しているように見えたという。

 ​>>音速の2倍で飛行するUFO等、アメリカ上院軍事委員会で行われたUFO公聴会で明らかになった最新のUAP情報<<​​​

 翌日になって、彼らが奇妙な物体のあった現場に戻ってみたところ、地面に3つの三角形の印が残されているのを発見した。

 そして12月28日、謎の物体が再び出現。チャールズ・ハルト副基地長中佐と軍人たちが調査のために森に入ったところ、現場で驚くべきものを目撃した。

 「私たちのチームは、大きく赤い色の光が木々の間を移動するのを観察していました。数分後、この物体は溶けた金属のようなものをしたたらせた。それはいくつかの小さな白っぽい物体に分かれて、四方八方に飛び去っていきました」とハルト大佐は後に語っている。

 この物体がいったい何だったのか、長年にわたって様々な議論がされてきた。彼らの証言を素直に信じるならば、当時の技術では到底再現できない物体であることから、エイリアンの宇宙船であるという説が有力なように見えた。

 一方で、基地の近くに建つ灯台の光が森の中に差し込んだのを見間違えたのではないか、という説や、イギリスの特殊空挺部隊(SAS)が核弾頭を保管しているとされるウッドブリッジ空軍基地で、駐在するアメリカ軍のセキュリティについて試験していたのではないかという説がある。

 英国のXファイル専門家であるデビッド・クラーケ博士は、当時イギリス人兵士が何度もアメリカ人兵士に「エイリアン(外国の工作員)」と呼ばれたことから、このような計画を思いついたのかもしれないと推測している。

 しかし一方で、当のハルト大佐は「自分が目撃したものは灯台ではない」という主張を崩していない。他にも英国軍人の将校が謎の金属体から姿を現したヒューマノイドと交渉したという説もあり、「レンデルシャム森事件」に関する決定的な証拠や説明は未だに見つかっていない。

 そしてこのほど、イギリス国内で初めてこの「レンデルシャム森事件」に迫るツアーが開催されることが決定した。

 主催はイギリスで有名なベテランUFO研究家のゲイリー・ヘセルティン氏。彼はこの事件について「42 years of Denial」という本を著しており、「『レンデルシャム森事件』に関する約14年間の公開調査の結果、これほど多くの偽情報と目撃者『政治的内紛』の対象となったケースは他に思い当たらない」と述べている。

 「1947年7月からのロズウェル事件は、墜落したUFOとエイリアンの遺体を回収し、隠蔽するために軍と政府が一つの意思で動いていたように見えました。しかし、それに比べて『レンデルシャム森事件』はもっと複雑で、いくつかの意図が働いているように思えます」とヘセルティン氏は語る。

 果たして、今回のツアーで新たな発見はあるのだろうか。ヘセルティン氏の解説付きで森を巡り、最新の見解を詳しく知ることのできるツアーは今年の夏開催。25人限定で、チケットは1枚30ポンドだという。

山口敏太郎
作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。
YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中

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https://www.unexplained-mysteries.com/news/366196/uks-first-ufo-tour-set-to-focus-on-site-of-britains-roswell
https://www.dailystar.co.uk/travel/travel-news/uks-first-ufo-tour-launch-29741161

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