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相葉雅紀の伝承でより強化されたジャニーズJr.ルールとは

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 嵐のグループ活動休止後、初のソロ主演映画「“それ”がいる森」の公開に伴い相葉雅紀は9月下旬、PRのためのテレビ出演が相次いだ。番組で随所に垣間見られたのは、ピュアな人柄。9月24日に放映された「KinKi Kidsのブンブブーン」(フジテレビ系)では、堂本光一がそのリアクションと性格の良さを絶賛している。

 相葉の愛は、ジャニーズJr.たちにも伝播していた。現在は第2次ジュニア黄金期。90年代中盤には滝沢秀明さん(現ジャニーズ事務所副社長)や生田斗真、風間俊介や嵐、関ジャニ∞などが大ブームを起こしたが、現在は当時と比べものにならないほど人数もスキルもアップ。CDデビューしなくとも、ドラマや映画、芝居で主役を演じ、CM起用もされる。関東ジュニアでそのトップを二分しているのは、HiHi Jets(高橋優斗、井上瑞稀、橋本涼、猪狩蒼弥、作間龍斗)と美 少年(藤井直樹、那須雄登、浮所飛貴、岩崎大昇、佐藤龍我、金指一世)だ。

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 両ユニットは、バラエティ番組「裸の少年」(テレビ朝日系)のレギュラーメンバー。HiHiは4月期に「全力!クリーナーズ」(ABCテレビ)、7月期に「トモダチゲームR4」(テレ朝系)で2期連続ドラマに出演した。初めて5人全員で起用された新スニーカー「ORTR by ORiental TRaffic(ORTR)」のWebCMが、現在配信中だ。

 橋本は、18歳だった19年9月にプライベート写真をネット上で公開され、作間と芸能活動を自粛。グループは存続の危機に立たされたが、見事なまでにV字回復。民放でレギュラー番組を抱えられるまでになった。

 「小学生で入所。抜群にかわいくて小さかったため、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)でもフィーチャーされるなど、秒速で表舞台に立てました。嵐の旧国立競技場ライブのバックで踊ったのは、わずか9歳でした」(芸能ライター)

 嵐の国立ライブでは何をすればいいのか分からず、自転車で疾走する先輩ジュニアの後を追った。しかし、その先輩はジュニアではなく相葉。「君、どうしたの?」と話しかけられ、「僕、ジュニアです」と答えると、「あっちだよ。君、いくつ?」と会話をつなげてくれた。橋本にとっては、先輩と交わした初めての会話。この心づかいに大人になってから気づき、今では後輩ジュニアたちに自分から話しかけるようにしている。

 振り返れば、嵐は昨年11月に解散したV6のバックダンサーだった。コンサートツアーにも帯同し、プロフェッショナルだった6人の背中を見て育った。そんな嵐も今年で活動23年。生きざまを見せる立場になった。

 相葉は今年40歳になり、もうすぐパパになる予定。「話しかける」という当たり前の優しさを、ジャニーズJr.のルールブックに加えた一人といえよう。

(伊藤由華)

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