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『マイファミリー』、真犯人の演技に悪夢が蘇る?「テセウスの悲劇再び」過去のドラマと比較する声も

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サンドウィッチマン・富澤たけし

 日曜劇場『マイファミリー』(TBS系)の最終回が12日に放送され、平均視聴率が16.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが各社で報じられている。第9話の14.2%からは2.2ポイントのアップとなり、自己最高視聴率を記録。全話平均視聴率は12.9%だった。

 最終回では、未知留(多部未華子)が誘拐され、犯人は温人(二宮和也)に、逃走中の東堂(濱田岳)と未知留の交換を要求する。温人は犯人を暴いてほしいと葛城(玉木宏)に頼み、自身は未知留を救うため、三輪(賀来賢人)とともに東堂への連絡を試み――というストーリーが描かれた。

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※以下、ネタバレあり。

 最終回では、真犯人が捜査一課長の吉乃(富澤たけし)であることがようやく判明したが、視聴者からはブーイングが集まっているという。

 「実は、真犯人が芸人というのは、2020年1月期の日曜劇場『テセウスの船』(同)と同じパターン。この時は原作を改編して霜降り明星のせいやが真犯人だったため、大ブーイングが起こっていました。その時のことを覚えているドラマファンも少なくなく、実は富澤演じる吉乃は初期段階から、ネット上では有力な犯人候補の1人。それが本当に当たってしまっただけに、ネット上からは『テセウスの悲劇再び』『また芸人か』『芸人犯人は萎える』『芸人を犯人にしなきゃいけない縛りでもあるのか?』という批判が殺到しています」(ドラマライター)

 近年、ネプチューン・原田泰造やドランクドラゴン・塚地武雅など、演技が上手い芸人は決して少なくないが――。

 「富澤は芸人としては人気ですが、その演技が未熟であること、セリフの棒読みが第1話から指摘され続けていました。まさにその演技が下手な芸人が真犯人だったことで、白けた視聴者が続出する事態に。クライマックスは二宮、多部、濱田、玉木といった、演技が上手いメインキャストを投入することで富澤の演技力をカバー。しかし、ネットからは『せめて上手い芸人を犯人にして』『演技が未熟な芸人が真犯人だと迫力に欠ける』『下手な人犯人にするのやめてほしい』『犯人という大役させるならもっと演技指導するべき』という厳しい指摘が集まっています」(同)

 これからも、日曜劇場のミステリー作品は芸人を犯人にし続けるのだろうか――。

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