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DeNA・ソト、3度目の本塁打王へ視界良好! 復活の大砲がチームを上昇気流へ

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ネフタリ・ソト

 20日のタイガース戦。延長までもつれ込んだスコアレスの投手戦にケリをつけたのは、ベイスターズの誇る大砲、ネフタリ・ソトの一撃だった。

 見逃せばボールの146キロの高めストレートを“あっち向いてホイ”的に放った打球は、ライトポール際に届く今シーズンチーム初のサヨナラホームランとなり、横浜スタジアムに歓喜の瞬間が訪れた。お立ち台では「しっかり強い打球を打つという意識で(打席に)入った。いい当たりだと思ったけど、正直どこにボールが行ったか分からなかった」と振り返ったが、横浜スタジアム特有のポール際で伸びる特性を生かした一打だった。

 昨シーズンはコロナの影響によるビザの関係でキャンプに参加できず、来日したのは3月27日と大幅に遅れてしまい、キャンプ、オープン戦は不参加。自他ともに認める「練習好き」な助っ人は「調整が難しい部分はありました」と吐露。しかも東京オリンピックのための中断期間も悪影響をもたらし「オリンピックブレークもあり、一年通して難しく、苦しいシーズンだったと感じています」と、123試合出場で打率.234、21本塁打、62打点と打撃三部門のほか、OPSは.738、得点圏打率も.255と自己最低の数字に終わってしまった。

 今年は一転、年明け1月14日に早々来日し、キャンプ初日からチームに合流。順調に調整を積み、オープン戦でも石井琢朗新コーチのマンツーマンの指導を受け、逆方向の意識も定着。“恐怖の7番打者”としての役割が期待されていたが、開幕前に右手首の故障により戦線離脱の憂き目に遭い、2年連続して開幕には間に合わなかった。

 しかしチームがコロナウイルスの蔓延による大量離脱で苦しい状況のタイミングで一軍に復帰したソトは、牧秀悟に代わり4番の座で奮闘。ここまで7試合で打率.423、ホームラン3、打点7、OPSは驚異の1.290と文句のつけようのない活躍を見せている。

 来日初年度の2018年は41本、翌年の19年は43本と連続してホームランキングを獲得した“優良助っ人”ネフタリ・ソト。ここ2年間は確実性を欠いたが、横浜を愛し21年から3年契約を結んだ大砲の“反撃”は、チームの浮沈を握る鍵となる。

文・取材・写真  /  萩原孝弘

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