この日、『ナニコレ珍百景』は冒頭、「僕の作ったドミノ作品が凄いと思います」と語る男性がVTR映像で登場。VTRには男性が作り上げたと思われるピラミッド状に縦に積まれたドミノが映し出されていた。このドミノは崩れると世界的に有名な絵画である「牛乳を注ぐ女」が現れるというもので、ネプチューンらが座っているスタジオでは「すごい!」「えー!」といった驚きの声が相次いでいた。
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VTRでは引き続き、男性が作ったという「投げたらクルクルと空中で回転するノート」「スマホから糸に繋がれた国旗が出て来る」「机に置かれたノートやパソコンが自動的に収納される」といった奇妙な現象を撮影した映像が続々と登場。スタジオが呆気に取られている中、ここで男性からネタバラシが行われた。
冒頭のドミノを含む奇妙な現象は全て、この男性が作ったCG映像であったという。この男性曰く、CGは独学で学んだものであり、自分の部屋を背景にCGを合成した映像を多数作っているという。
冒頭に紹介されたドミノのCGは、男性が一つ一つのパーツを手作りし、8時間かけて作り上げた力作で、スタジオでは個人の趣味とは思えない高クオリティのCG作品群に「凄すぎない?」「映画みたい」という声が相次ぎ、ネプチューン・原田泰造を始めとする珍定委員会は、満場一致で「珍百景登録」と判定した。
だが、視聴者は「CG映像」が出てきたことで、ネットで「CGかよ!」「さすがにCGは珍百景じゃないだろ」「完全にネタ不足なのバレバレ」「こんなの何でもアリじゃん」といったツッコミの声が相次いでいた。
確かに、『ナニコレ珍百景』のコンセプトは「ナニコレ?」と思わず驚いてしまうような珍スポットや珍しい商品、特技などであり、力作ではあるがパソコンで作ったCG映像を採用してしまっては、まさに「何でもアリ」な状態になってしまうだろう。
『ナニコレ珍百景』は約2年の中断期間はあるものの、既に放送14年。以前から囁かれていた「ネタ不足」もいよいよ末期になってきたようだ。