事の発端となったのは、ユーチューバー「煉獄コロアキ」が21日に行ったユーチューブライブで「牛宮城」に突撃し、店頭のボードに記されていた肉の個体識別番号を公開したこと。この日は店頭に5頭分の個体識別番号が表示されていたが、その中の1つが「去勢(雄)」の和牛であったことが判明した。
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「牛宮城」の公式ホームページには、和牛について「30ヶ月以上肥育されたA5の雌牛のみを使用」と記載されている。そのため、ネット上では「景品表示法違反では?」「またやらかしたのか」「ブラックなイメージ変える気ないの?」「こういうところで信用落としちゃダメでしょ」といった呆れ声が集まっていた。
一方、当初「牛宮城」を共同経営するとしていたユーチューバーのヒカルは、24日に行ったツイキャスの配信でこの騒動に言及。経営からは途中で離れたものの、オープン直前には再試食会を行っていた立場から相談も受けていた様子で、「これ聞いてます」と報告を受けていたことを明かした。
疑惑について、ヒカルは「僕が聞いた感じでは、去勢した雄牛っていうのは、根本的に、肉を扱う人の間では雌牛として扱うっていうのを僕は聞きましたけどね」とコメント。一方、「そう思う人もいれば思わない人もいるっていうのかもしれない、もしかしたら」と話し、「炎上っていう炎上じゃない」と断言していた。
しかし、このコメントにネットからは「去勢牛が雌牛になるわけない」「無理ある」「何言ってんだ?」「そんなわけない」という呆れ声が集まっていた。
「畜産業界では、去勢牛を雌牛として扱うという常識はなく、事実無根です。去勢牛は生後4~5か月で雄牛の睾丸を切除した牛のことを指し、肉質が柔らかくなり、サシも入りやすくなりますが、雌牛にしか出せない柔らかさや風味があるのも事実。去勢牛を雌牛として扱うことは景品表示法違反に繋がる可能性もあります」(和牛繁殖業者)
2018年には大阪府のステーキ店が、全ての料理に雌牛を使用しているとメニューに表示しながらも、実際には料理の大半に去勢牛を使用。景品表示法違反で大阪府知事の措置命令を受けている。
「去勢牛=雌牛」の理屈は通じないようだ――。
記事内の引用について
ヒカルツイキャスより https://twitcasting.tv/kinnpatuhikaru