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ロシア国営放送ハッキングのアノニマス、過去には日本も攻撃対象に? 思わぬ間違いも

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 ロシアのウクライナ侵攻を受けて、国際的なハッカー集団のアノニマスがロシアに宣戦布告を行い、話題となっている。3月6日には、ロシアの国営放送や映像配信サービスのハッキング成功を宣言し、ウクライナの戦闘の様子が数十秒間に渡り流された。

 アノニマスは、別の動画では「現段階で、この紛争を止める最も平和的な方法はロシア国民が立ち上がってプーチンを追放すること。我々は皆さんを支援し、サイバー的支援を提供する」と宣言している。ロシアではSNSの遮断や、海外発の情報を報じないといった情報統制が進められていると言われ、真実の情報を広く流すことには一定の効果がありそうだ。

 ​>>ロシアで事業継続発表でユニクロのSNSが大荒れ 海外から不買呼びかけも「ウクライナ支援もしてる」疑問の声も<<​​​

 アノニマスは英語で「匿名」を意味する用語であり、2006年ごろに設立された緩やかな連帯組織とされる。「情報発信の自由」を理念に掲げ、ネット規制の動きなどにハッカー攻撃で向き合ってきた。

 過去には、日本に対して攻撃が仕掛けられたこともある。2012年に日本で違法ダウンロード行為に対し、罰則化を盛り込む改正著作権法が成立。これに反対するアノニマスが、関係団体や機関にハッキング攻撃を仕掛けた。被害に遭ったサイトは日本音楽著作権協会(JASRAC)や財務省、最高裁判所など多岐に渡る。これらのサイトの一部が書き換えられたり、アクセスできなくなった。

 しかし、思わぬ「誤爆」とされるものもあった。この時に茨城県の霞ヶ浦河川事務所のサイトも書き換えられたが、これはアノニマスが、官公庁が集中する「霞ヶ関」と勘違いしたのではないかと言われている。

 今回のロシアのウクライナ侵攻に関しては、ウクライナのゼレンスキー大統領自らが積極的にSNSで情報発信を行うなど、ネット活用が行われている。そうした新時代の戦争が展開される中で、アノニマスが今後どのような動きを見せるのかも気になるところだ。

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