2021年4月からレギュラー放送を開始し、音楽ゲームを元にしたさまざまなアトラクションやゲームに挑むというアクションバラエティとなっている本番組。当初取り入れられたのはMC陣とゲストチームとの対抗戦という『VS嵐』(フジテレビ系)方式で、多くのゲストの出演により、固定視聴者が飽きずに視聴することが可能に。また、今をときめくお笑い第7世代の代表格・霜降り明星のバラエティ力にも期待が集まっていたが――。
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「一方、まったく同じ日、時間帯にスタートしたのが、中京テレビ制作の裏番組『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(日本テレビ系)。『オモウマい店』は大盛りかつ安価、さらに店主のキャラクターが強烈な飲食店を取り上げ、それをレギュラー出演者のヒロミやバイきんぐ・小峠英二、ゲスト出演者が見守るという番組になっています。まったくコンセプトが異なる番組同士でしたが、初回それぞれ3時間SP後、ふたを開けてみると、『オトラク』の視聴率が3.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、世帯)だったのに対し、『オモウマ』は11.8%(同)。圧倒的な差がついてしまいました」(芸能ライター)
その後も『オモウマ』はブレずに次々面白店主を発掘。時には発掘までの経緯を放送するという、地方局ならではの泥くさいドキュメンタリー要素まで放送し、人気を不動のものにした。
「一方の『オトラク』は8月には番組をプチリニューアルし、ゲストチームだけがゲームに挑むことに。それにより霜降りや西川はMCに専念し、見どころも激減したという印象を抱かざるを得なくなりました。この打ち切りにネット上からは『霜降りが素人に負けた』『第7世代より面白店主の方が強い』といった指摘もありますが、第7世代人気全体に陰りが見え始め、視聴者はよりリアルさを求めているといった方が正しいのかもしれません」(同)
全国から次々発掘される『オモウマ』の面白店主たち。人気芸人よりも高い需要を獲得しているようだ。